The Nice View
TRAVEL GUIDE
Nara Japan
奈良 旅行 日本
奈良、日本で初めての都に定められた古都。その歴史は710年の平城京に遡り、シルクロードの終着点とされた計画都市。大陸の影響を強く受けたそれらは、東西南を山に囲まれた豊かな自然の中で静かに時を重ねている。そして街を東から見下ろすのが若草山と春日山。その裾野から中心地までのなだらかな丘陵地に点在する名刹と共に穏やかに過ごす鹿の群れ。この地を初めて訪れ、目にした人はその可愛さに何度もシャッターを押してしまう。「The Nice View」歴史遺産と良い眺めを巡る旅。
SEE EAT STAY
MUST SEE
<東大寺とうだいじ>
奈良 寺院 観光
早朝、開門と同時に足を踏み入れる。まだ人が疎らな境内。目の前に現れる大仏殿のスケールに思わず『大きい…』と声が出る。高さ46.8mの世界最大級の木造建築は是非、海外からのゲストにも真っ先に足を運んで欲しい。鎮座する大仏の周囲を歩き、柱の穴を潜る。多くの人で溢れるここが奈良のシンボルだ。そして、山麓を登り、二月堂へ。大仏殿と奈良の街が一望できる「The Nice View」。
華厳宗大本山 東大寺
SEE
<春日大社 かすがたいしゃ>
奈良 神社 観光
春日山の深い森の麓に鎮座する春日大社。ここは日本に約1000社も存在する春日神社の総本山。御本殿と美しい国宝の中門・御廊がハイライト。そして御本殿とは別に多くの社が丘陵地の中に祀られ、特に夫婦大國社は夫婦円満と縁結のご利益で評判だ。そして広大な境内の休憩は、趣深い春日荷茶屋で。
春日大社
SEE
<般若寺 はんにゃじ>
奈良 寺院 観光
1年に一度、10月に多くの人が集まる場所。街の中心部から離れた場所にある古刹は観光客に向けた過剰な演出はない。拝観入口から境内に入ると、ピンク、ホワイト、イエローのコスモスが伸びやかに咲き誇る。オススメは早朝、まだ人々が押し寄せる前、本堂と十三重石塔をバックに素晴らしい写真を。
奈良 法性山 般若寺
EAT
<吉野本葛 黒川本家 東大寺店 よしのくず>
奈良 レストラン
奈良県宇陀市の吉野葛の老舗、黒川本家が手がける創作料理を中心としたモダンな店舗。葛を使用した和洋折衷のメニューが並ぶが、外国からのゲストへのオススメはやはり日本的な饂飩とわらび餅。ここでは黒川本家の商品を一堂に見ることができるので、奈良の名産を手に取りたい。
吉野葛本舗 黒川本家
EAT
<柳茶屋 やなぎちゃや>
奈良 興福寺 カフェ レストラン
興福寺の敷地の一部といえる場所、空を仰げば興福寺五重塔、そして眼下には猿沢池。ここが緩やかな丘陵地であると実感する。興福寺を拝観して、かわいい子鹿と一緒に横断歩道を渡り、猿沢池を見下ろす窓際の席へ。「The Nice View」気持ちの良い場所で是非、わらび餅を!
奈良茶飯 柳茶屋
EAT
<樫舎 かしや>
奈良 和菓子 カフェ
美味しい和菓子。よく使われるこの言葉、しかしこのお店にぴったりの形容詞。奈良ホテルから緩やかに下る「ならまち大通り」沿いにある。勿論、一つ一つの和菓子の美味しさは評判通り、出色はカウンターでいただく和菓子のコース。予約して是非、楽しみたい。
樫舎
SEE
<若草山 わかくさやま>
奈良 観光
奈良の東に位置し、街全体を見渡すことができる若草山。この山麓に多くの野生の鹿が生息し、日中には街に顔を出して人々と共に暮らしている。その展望台は奈良奥山ドライブウェイを登ったところにある。オススメは夕方、オレンジ色に変わる空、山に囲まれた美しい街に明かりが灯る時。
若草山
MUST STAY
<奈良ホテル>
奈良 ホテル 宿泊
日本屈指の名門ホテル。入口から緩やかな坂を上れば、高台に鎮座する檜造りの本館。風格溢れる佇まいを目するだけで気持ちが引き締まる。エントランスからホールへの「大階段」、ロビー隣の「桜の間」、光の差し込む「ティーラウンジ」、そして旅の疲れを癒す「ゲストルーム」も往時を偲ばせる。東京駅も手がけた辰野金吾設計の歴史的建造物の設えを楽しみたい。
Nara Hotel
STAY
<ANDO Hotel アンドホテル>
奈良 ホテル 宿泊
絶景の宿。そのように形容された宿泊施設が、2020年にリノベーションによって「アンドホテル」として生まれ変わった。“安堵”をANDOと英語で表記している。限られた予算でのリノベーションは大変だったと想像する。海外のゲストが望む、奈良を一望できるホテルでは、夜に若草山の夜景ツアーも企画されている。
ANDO Hotel