Art Trip Manhattan Frank Lloyd Wright
Solomon R. Guggenheim Museum Upper Eastside New York
グッゲンハイム 美術館 マンハッタン 観光 ニューヨーク
フランク ロイド ライト アッパーイーストサイド 近代建築
ファッションウィークのNYC。美術館に行ってみよう!と思ったのは暖冬の2月10日。アッパーウエストのダコタハウス横でタクシーを降り、パーク内に入るとIMAGINEの前でイマジンを歌う男性。ジョンレノンを今も愛しているんだな。空は曇っているけど全く寒くないので、セントラルパークを通り抜けてアッパーイーストを目指す。目標30分!
流石に疲れたので、お洒落なカフェへ。あとで分かったが、ここは『Le Pain Quotidien』。ブリュッセルのお洒落な通りに本店があった記憶が・・・パリにも沢山ある人気店で一息。
そして、ソロモンRグッゲンハイム美術館に到着。NYCでMoMAと並ぶ現代美術の宝庫。カタツムリとも言われるこの建物はフランク・ロイド・ライトの代表作。ううん?私にはコーヒーカップに見えるぞ。
フランクロイドの設計は入口を低くして、そこを抜けると一気に空間が広がり、心地よさと驚きを与える。ここもやはりエントランスは低いが、入ってすぐの吹き抜けで、大きな白い空間に天窓からの光と回廊の陰影が美しい。最上階まで上がり、そこから螺旋状の通路を作品を見ながら降りるプレゼンテーション。今にしても画期的だと思う原案は1944年のもの。会場内はひとつの空間を設定するだけでなく、必ず次の部屋の入口の影を少し見せる。そうすることにより、観覧者を次の部屋へと自然と誘う。部屋同士が緩やかにつながり、上から下までストレスなく作品を堪能できる。それは展示作品と建物が融合し、まるで共存しているようだ。計算し尽くされた設計があまりにも美しく、ため息が出る。
全ての作品を鑑賞し、帰ろうと階段へ。ふと上を見上げると、そこにも美しい陰影が。光と影のコントラストが織りなす美しさに私はそこでも虜になり、様々なアングルから何枚も写真を撮り続けた。この萌えポイントは人それぞれ。トイレの前で上を見上げて一心不乱に写真を撮り続けている姿は、きっと側からは奇妙に見えただろう。
Atsuko Imai