Art Trip Manhattan Jasper Johns
Whitney Museum of American Art Meatpacking New York
マンハッタン ミートパッキング 観光 ニューヨーク
ジャスパー ジョーンズ ホイットニー美術館 近代美術
春まだ遠いNYC。チェルシー界隈での展示会の合間、26stからハイラインを歩いてミートパッキングを目指す。沢山の人で賑わうハイラインも冬は静か。23stにはNeil DenariのアパートHL23が!振り返ったところをパチリ。
この界隈の再開発に感心しながら、早足で歩くこと約15分、ハイラインの終わりに近づきガラス張りのレンゾ・ピアノ設計の目的地に到着。初めてのホィットニー美術館、楽しみ!さて、手荷物を地下に預けて最上階からスタート。
シンプルにそして規則的な野菜のインスタレーション。この場所では強く惹かれることは無かったものの、写真に収めるとスタイリッシュ!”Eat the Art”!!足早に下の階に進む。エドワード・ホッパー、ジャクソン・ポロック、アンディ・ウォフォールとアメリカのポップアートが数多く展示してあり、見応え十分。
この作品を観ると私は一気に学生時代に蘇る。当時、憧れのセンパイに「やっぱ、ジャスパージョーンズはカッコイイよなー」と話しかけられたが、私には何がいいのかさっぱり分からず「そうですよね〜」などと曖昧な返事をしてごまかした。なので、ジャスパージョーンズの作品を観ると懐かしくもほろ苦く感じてしてしまう・・。
ここのような有名美術館に来ると、教科書にも載るような有名な作品が多く、いけないと思いつつ自分の中で答え合わせだけをしている。『これ知ってる』『これはあの人の作品ね』と。展覧会、テレビ、雑誌などで何度も目にしているから知っているような気になっているのだろう。しかし、誰もが知っている星条旗や標的など、モチーフにはさほど意味のないものを描いたジャスパージョーンズの作品を観ると、甘酢っぱ思い出とともに高揚を感じる。若い頃の私は表面に描かれているものしか見ていながったが、今は描き込まれた技術や意味が多少はわかるようになってきた。当時とは見方が変わってきたが、この作品の前に立つとテンションが上がるのは、やっぱり私はこの作品が好きで、変わらずカッコイイのだ。
Atsuko Imai