Art Trip Fondation Louis Vuitton
Frank Gehry Bois de Boulogne Paris France
ルイヴィトン 財団美術館 ブローニュの森 観光 パリ フランス
フランク ゲーリー 近代建築 空間デザイン
コロナ禍の直前、2020年2月のパリ。このあとを予見するような空模様。
エトワール界隈での打ち合わせを終え、次のアポイントまでの3時間ほど!近くのパトリックロジェで、綺麗なチョコレートをゲット。写真は可愛いヘビマジパン。
エトワールの反対側のカフェで近隣をWEBでチェックしていると、そういえばブローニュの森のフォンダシオン ルイ ヴィトンはまだ行ってなかったと思い、検索してみるとすぐ近く。1号線で2駅、Les Sablons へ
雨の中、駅から15分ほど歩く。意外にも距離があるけれど、有名建築への期待からか足取りは軽い!途中、可愛い鴨に出会う。なんかいつも見てる鴨よりも素敵。オシャレなカラーリングはジバンシイのよう。美しいキャメル色に思わずパシャリ。
船をイメージしてデザインされたという建物は、通常の美術館とは一線を画す宇宙船のような外観をしている。内部は天井が高く白い空間に光が入り、とても明るく気持ちが良い。1階、2階と上っていくと、ふと気がつく、ここには直角がないことに。壁はにわかに弓形し、建物を覆うガラスも全て曲面、それを支える太い鉄骨も手すりも壁もひとつとして直角で交わっていない!確かにフランク・ゲーリーが当初描いたイメージ図はラフに自由な線で描かれたものであったけれど、それをここまで忠実な建築物が出来るものなのかとおどろいた。あのラフな図から実現するまでどれだけの構造計算と、どれだけの数の設計、実施図面を引いたのだろうと想像すると恐ろしくなる。この独創的な建物を作り上げたLVMHの資金力とフランスの建築技術の実力を見せつけられた。
現実不可能と言われた幻のザハ設計の新国立競技場。この技術を持ってしたら、もしかしたら建てられたかもしれない、と想像せずにはいられない。
Atsuko Imai
fondationlouisvuitton.fr