Art Trip Shanghai Thomas Heathewick
千樹 天安 1000Trees Shanghai China
トーマス ヘザヴィック 上海 観光 中国
近代建築 モダンアート デザイン
愛読している雑誌penの昨年春の表紙。南アフリカの1924年建設の穀物工場をツァイツ アフリカ現代美術館にリノベーションしたのはトーマス ヘザウィック率いるデザインスタジオ。地域経済を支えたシンボルを取壊して再開発ではなく、新たな命を吹き込んだ再生記事だった。かなり遠いけど、私の行きたいスポットリストに。
そして今年の春、マンハッタンのハドソンヤードに現れた巨大なランドマーク、ヴェッセル。このデザインもトーマス ヘザヴィック。調べてみると、ヘザヴィック スタジオの最新プロジェクトが上海で進められている。実物を見たい! と11月の上海出張の中、3時間程時間を作って目的地に向かった。
現在建設中のその施設は「千樹 天安 1000TREES SHANGHAI」。上海駅から徒歩圏内のアートスポットで知られるM50のすぐ近く。M50の隣は大きな区画で工場中。後から分かったけど、ここの敷地も1000Treesになる。M50からは建設中の1000Treesの裏側にあたり、その全容は工事の足場で見えない。来るのが早すぎた、と後悔しながら昌化路を右折し蘇州河の橋へ向かった。
橋を渡ると1000Treesが目の前に!来る前にWebで見た壮大な完成予定図、所詮〝イメージ図”と思われた建物がそのまま現れた。奇抜に感じた山のような建物は川に映りとても美しい。この川あってのこのデザインだと訪れて初めて分かった。見事に自然と共生している。ここは都会のオアシスだ。しかも、まだまだ建築中でこの計画はさらに広がっていく。1000Treesが完成した時、ここがどのように変化しているのか、想像するとワクワクしてきた。
現在進行形で変化していく上海。ここは夢の企画が現実になる街だ!
Atsuko Imai