Art Trip Sri Lanka Lunuganga
Geoffery Bawa Lunuganga Avani Bentota Sri Lanka
ジェフリーバワ ルヌガンガ ホテル アバニ ベントータ 観光 スリランカ
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インフィニティプール(Infinity pool)。この20年、各地のホテルのプールで当たり前のよう使われている。ゼロエッジ(Zero edge)とも言われプールの外縁が見えないようにする手法。これにより、視界がひらけている方向に、その多くは海や空に向かって気持ちの良い眺めが広がっていく!この手法を初めて手がけたと言われる建築家、ジェフリー・バワの終の住処であり、自身が自ら手を加え続けた『ルヌガンガ』にインスピレーションを求めに向かった。宿泊に選んだのはルヌガンガから最も近い、バワ初期の設計、ホテル アバニベントータ。開業は1971年、インフィニティプールがヘリタンスアフンガッラで登場する10年前。
ホテル前から手配したオートリクシャーに乗ってあっという間に現地に到着。鬱蒼とした森の中、小高い山にその場所はある。受付を済ませて他の見学者とともに施設を見て回る。
室内は白と黒をキーカラーに、木と石とアイアン使いでリラックスした中にも洗練されたモダンなデザイン。窓の外の緑が眩しい。
今回最も印象的なのはいくつも使われていた床のチェッカーパターンとインテリア。『ポリーマグお前は誰か』が頭に浮かんだが、スリランカの自然の中であの映画が思い出されるのが不思議だ。しかし、バイアスに配したビックチェッカーや対のブラック&ホワイトのチェアーなど、2001年宇宙の旅やマリークヮントなど未来をイメージした1960年台のデザインがイメージされる。またオプアートのようでもある。宿泊しているホテルにも定間隔に列する壁に同じ大きさの穴を空けて遠近感を揺るがすような仕組みがある。バワは視覚、錯覚のデザインが好みなのか。だから空や海と繋がっているかのように錯覚するインフィニティプールが出来上がったのかもしれない。
バワが自分の為に設えた空間は今の時代でも十分にモダンで、ニューヨークのマンハッタンのホテルの一室のコーディネートのよう。大自然の中に存在するインテリアデザインは今をもって新鮮!!
Atsuko Imai
Avani Bentota Hotel
Lunuganga