Get only around here, Sakura-ebi in Yui 薩埵峠と由比宿とサクラエビ

Food Trip Yui  Sakura-ebi

Yui-Shuku  Satta Pass  Shizuoka Japan
由比宿   薩埵峠 由比 観光 静岡   日本
望仙 もちせん 桜えび しらす 名物 海の幸

日本全国を見渡してその場所でしか得ることのできない食材の一つが、駿河湾のサクラエビ。春(4月から6月)と秋(10月から12月)が漁獲期となり、近年では解禁と同時にその不漁と保護がニュースで聞こえてくる。その代表的な漁業基地、由比。東海道五十三次16番目の宿場、由比宿。駅から西へ4キロの区間には当時の面影を残す貴重なエリア。しっかり歩けるスタイルなら、先ずは広重も描いた急峻な坂を登り「薩埵峠」から富士山の写真を!

再び、同じ道を下り由比の街へ。山肌の柑橘類を手作業で収穫される姿を見て、海の幸と並ぶこの地の名産に興味がわいてくる。そして、山肌にへばり付くように旧家が並ぶ街道を歩き、駅に近づくと現代の街並。

目的地の望仙に到着。由比界隈にはサクラエビを取扱う業者は数あれど、望仙だけを目指して足を運ぶ人も多い。店内には様々な桜えびの加工品、そして自家製の干物。

お店の中では商品の説明を聞き、サクラエビと、もう一つの名産のシラスも魅力的だ。桜えびのかき揚げは勿論!アツアツのご飯と釜揚げしらすは本当に美味しい!お目当の生の桜えびに出会えればラッキー、そうでなくても、冷凍の釜揚げ桜えびは水で解凍するとあっという間に海のルビーとなる!自宅に持ち帰るオススメを挙げるとすれば、釜揚げ桜えび、桜えびかき揚げ、釜揚げしらすの3つ。近年はネットでの購入も可能だ。

しかし、食文化に興味を持ち、この小さな宿場に足を運び、薩埵峠から由比漁港と駿河湾を眺める。お店の方とお話ができて、海の宝石達を身近に感じ、めぐみをいただく。次からはネットで注文し、その情景を思い出して箱を開けたい。

望仙(もちせん)