NAGOYA 名古屋

The Coexistence

TRAVEL GUIDE
Nagoya  Sakae Fushimi Aichi  Japan
名古屋 栄 伏見 旅行 愛知 日本

名古屋駅からタクシーで栄方面に向かうと、道路が広いなと感じる。東西は新栄駅から名古屋駅、南北は白川通りから名城公園あたりまで、モスクワのようと言えば大げさだろうか? それは戦後復興において、火災の延焼防止、車社会の想定に重点を置いた都市計画を具現化したもの。特に「100m道路」と呼ばれる若宮大通と久屋大通は中央分離帯を公園とし、美観も併せ持っている。その、久屋大通公園は2020年後半、ヒサヤオオドオリパークの開業と「名古屋テレビ塔」のリフォームにより、カルチャーの中心地として発信力は高まるばかりだ。名古屋の魅力、それはスケールの大きな施設と街の区画、その中に点在する地域に根ざした独自の食文化。「The Coexistence」モダンでグレートなスポットを巡り、永く愛される名店のカルチャーを出会う旅。

SEE   DRINK   EAT   STAY

SEE
<ヒサヤオオドオリパーク、テレビ塔、オアシス21>
栄  観光  建築  スポット

今から20年前、名古屋の中心といえば”栄”。それが名古屋駅前の開発に伴い人の流れが移っていった。その栄と隣接し、テレビ塔を中心に広がる幅100m道路の久屋大通に2020年秋に開業したヒサヤオオドオリパーク。広々とした空間を生かし、このエリア未展開の店舗を誘致した。「The Coexistence」ここは撮影スポットとして人気のオアシス21と共に、様々なイベントが開催されるカルチャーの中心地だ。
ヒサヤオオドオリパーク
テレビ塔
オアシス21

SEE
<名古屋市美術館 名古屋市科学館>
栄  美術館

名古屋市が運営する芸術と科学に触れられる場所。入り口のアレクサンダーカルダーの作品が目を引く、名古屋市美術館は愛知県出身の建築家、黒川紀章氏の設計で、左右上下など各所は非対称で複雑な構成となっている。名古屋市科学館は天文や生命などテーマ毎に展示され、美術館正面のH2ロケットも見どころだ。
名古屋市美術館
名古屋市科学館

SEE
<文化のみち>
車道   建築   美術館 エリア

名古屋で最も美しい街並み。名古屋城のお膝元に広がった武家屋敷、そのエリアに点在するロマンあふれる邸宅群。その町歩きは名古屋市市政資料館から、東へ進み国道41号線を超えた町並み保存地区へ。料亭香楽、旧春田鉄次郎邸、旧豊田佐助邸、文化のみち橦木館、そして文化のみち二葉館。名古屋に残る建築遺産、半日はかけてじっくり散策したい。
名古屋市市政資料館
文化のみち二葉館

SEE
<ノリタケの森>
亀島 美術館

陶磁器の世界的メーカー、ノリタケカンパニーリミテッドの工場跡地を再活用した文化施設。かつて食器生産が行われた赤煉瓦の建物がハイライト。隣接する新しいビルには其々、ウェルカムセンター、クラフトセンターノリタケミュージアムがある。近代産業としての陶磁器の製造に触れられる場所。
ノリタケの森

SEE
<四間道>
伏見  観光  スポット

17世紀、名古屋城築城に伴い清洲から町ぐるみで移転し、大火災の後、防火の目的で道幅を四間(7m)に広げたことからこの名前がついた。都市開発の中で残された土蔵や町屋が多く、現在は町並み保存地区となっている。地域に根ざした飲食店、そして町屋利用した新しいお店も点在し、隣接する円頓寺商店街ともに新しい魅力を発信している。堀川の水運で栄えた名残を感じて歩きたい。
四間道ご案内

DRINK
<珈琲びぎん>
栄   コーヒー 喫茶店

名古屋の珈琲文化。美味しいコーヒーとサムシング。そのバリエーションはお店によって千差万別。しかし、ここは珈琲のみ。珈琲以外のメニューは珈琲ゼリーだけ。切れ味の良い、後味の良い澄み渡った珈琲だけを楽しむお店。
珈琲びぎん

EAT
<イチビキ>
伏見  鰻 和食

名古屋の鰻は蒸さずに甘めのタレで焼き上げる。その香ばしく肉厚な鰻の食感はバリッとした皮とフワフワの身。しっかりした味付けは、最後のひつまぶしを考えれば納得できる。歴史ある名店は人が絶えることはない、昼は並んで整理券のみ、夜は予約を。
イチビキ

STAY
<ランプライトブックスホテル名古屋>
伏見  ホテル 宿泊

使いかっての良い場所。ホテル、カフェ、ライブラリー、そして、パソコンのワークプレイス。1日を通して色々な使い方ができる。下園公園に隣接し解放感もあり、名古屋駅と栄の中間点に利便性も抜群。コンパクトでクリーンなルームにリーズナブルな価格設定、特にビジネスも最適だ。
ランプライトブックスホテル名古屋

MUST STAY
<ザ・タワーホテル ナゴヤ>
栄  ホテル 宿泊

名古屋テレビ塔、放送局としての使命を終えた今も街を見守るシンボルだ。その貴重な存在に2020年10月、新たな役割を与えられた。ここは建物の4、5階をリフォームした、名古屋で待ち望まれたスタイリッシュなホテル。歴史的建造物をホテルにという試みは世界中で企画されている。しかし、テレビ塔のような特徴的な建物を利用したホテルは世界的にも珍しく、海外のゲストに真っ先に紹介したい。その内容は期待通り、いや期待以上。随所に剥き出しになったテレビ塔本体の鉄骨もインテリアデザインとして共存している。正に「The Coexistence」エリア活性化の中心となる存在だ。
ザ・タワーホテル ナゴヤ