The Modern in Ancient City 奈良の近代建築とコフフン

Art Trip Tenri Nara

CoFuFun   Nara  Japan
下御門 なら100年会館 コフフン 奈良 天理 観光
近代建築 建築デザイン アート 地域活性化 

京都での仕事の折、少し足を伸ばして奈良に点在する建築を巡りに約4時間。それも近代建築を!先ずは遊中川本店、茶論でお抹茶。中川政七商店さんは現在国内に4つの業態で合計60店舗を展開。奈良だけでなく日本の良いモノをセレクト。産地は多岐に渡り、見過ごされていた職人技や魅力ある商品を発信していました。さて、街歩きに出発。

ならまち大通りに現れる銀の箱。『揄伽(ゆが)』という日本の伝統的玩具のセレクトショップ。奈良らしい町屋の街並みとは一切関係性の無い建築。でも規則的な縦シマとその繋ぎ目の凹凸は日本建築にも繋がる。色がシルバーなのは妹島さんらしい。

奈良駅に到着し奈良の文化の船『なら100年会館』に到着。1999年築でダイナミックな設計。磯崎氏の曲線使いは威厳を感じると共に包み込む優しさがある。デザインの斬新さだけではなく、建築材の選定と配色の素晴らしさが総合した迫力ある建築。なら100年会館

そして、天理市駅前の一風変わった「コフフン」に到着。佐藤オオキさんがデザインしたこの建築物は見映えがいいのでインスタなどにも数多くアップされてる。円墳からのインスピレーションを具現化した複合施設だが、その仕上がりはSFのようだし、イッセイミヤケのプリーツプリーツにも見える。特徴的なデザインが話題になっているが、ここは人々が集まるように仕掛けていることが出色の施設だった。ふわふわ山には家族連れが、階段プリーツには若者たちが待ち合わせに、お年寄りは日向ぼっこしながらおしゃべりと実に様々な人たちがこの施設を便利に使っている。白を維持するのは大変だろうが、私が住む街にもこんな施設が欲しいなと思わせる素敵なデザインだった。コフフン

最近はどこも効率よく設計された特徴のない駅前が多くなっているが、ここは魅力ある街作りにデザインを取り入れた良い例だろう。ほら、現に私みたいな建築好きがわざわざ電車に乗って、訪れて、街で食事して発信している。これって活性化になりません?
Atsuko Imai