The Art Work have a Soul ジャコメッティが生きるモンパルナス

Art Trip Montparnasse Alberto Giacometti

Institute Giacometti Montparnasse Paris France
ジャコメッティ財団 モンパルナス 観光  パリ 
アルベルト ジャコメッティ アトリエ 彫刻家 アーティスト

モンパルナス、芸術家が暮らした街。ラスパイユ駅は、パリらしいアールヌーヴォーの地下鉄入口。サルバドール・ダリも大絶賛したと言われているが、改修工事などで現在は数えるほどしかない。

ジャコメッティの予約時間までまだあるのでこの辺りを散策。 Rue Campagne Premiere は、かつて芸術家が暮らし、アトリエを構えた通り。モリディアーニ、キリコ、藤田嗣治、マンレイetc. 数多くの芸術家がこの道を行き来していたが、今はその面影はない。

今回はヴァヴァンの交差点に面する芸術家が集った4つのカフェではなく、少し離れたモンパルナス通り沿いの La Closerie Des Lilas まで来た。こちらもピカソ、ヘミングウェイが通った場所。クラシックな雰囲気が心地いい。

今日の目的地、ジャコメッティ財団。タイルモザイクが可愛い外観で一見見落としてしましそうだが、中には忠実に再現されたジャコメッティのアトリエ、作品の下書きノートや初期の作品など、数多くの作品が美しい建物の中で展示してある。予約見学なので独り占めでゆっくり鑑賞できる。
彼の作品で有名なのは細長い人物彫刻。アトリエの中にも制作途中の細長人はあったが、私は壁に収まっていた「Figurine in a cage」と目が合った。これはとても小さく、全体で40cmぐらいのサイズ。しかしその顔と呼べるか分からない表情は、強く何かを叫んでいた。戦後から細長彫刻を作るようになったジャコメッティ。この小さな人物像は、その悲しみや苦しみを必死に訴えているように見えた。

モンパルナスという街で彼の足跡に触れ、その作品に命のようなものを感じた。彼が芸術に全てを捧げた思いが形となり、今でも生き続けているのかもしれない。

Atsuko Imai
fondation-giacometti.fr
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