The Great story of California Chardonnay ナパヴァレーの偉大なシャルドネ

Food Trip Napa Valley

Grgich Hills Estate  Napa Valley  California America 
ガーギッチ・ヒルズ・エステート  ナパ ヴァレー  カリフォルニア  アメリカ
ワイナリー見学 テイスティング

東京の名のあるワイン売場に行くと、高級ワインの売場を占める産地はフランスが約7割、そしてカリフォルニアが約1割強。しかし、ハーランエステートをはじめとする超少量生産のカルトワインの存在感は本場のビッグネームに引けを取ることはない。その躍進のキッカケになった「パリス審判」。白ワインのトップに選ばれた作り手が創設したのがガーギッチ・ヒルズ。ナパヴァレーワイントレインのツアーにも含まれている程度の認識でグルメエクスプレスを予約した。サンフランシスコを早朝出発し、サウサリート、ソノマヴァレーにも立ち寄り、11時過ぎにステーションに到着。列車に乗り込む。

車窓からの葡萄畑!!サービスされるこの地のワインと料理を楽しみつつも、意識は有名なワイナリーの畑へ。ロバートモンダヴィ、オパスワン、シルバーオーク、意外にも隣接している。いくつかのワイナリーを見学し、ガーギッチ・ヒルズに到着。

モダンなワイナリーも並ぶ中、どこか家庭的な佇まい。試飲が和やかに進み、スタッフからストーリーの説明が始まる。1973年の創始者のマイク氏が造ったシャルドネの「パリス審判」、1980年にシカゴで開催されたブラインドテイスティングでも優勝。1996年にオープンした母国クロアチアのワイナリー。近年は環境との共存を追求し徹底的にオーガニックに拘り、自然の力だけで作り上げるワイン造り!一通り聞いて、足早に次の目的地へ。

トレインは出発から3時間を過ぎ、再びステーションに戻る。その後、車で他のワイナリーにも足を運んだ。ナパは予想に反して小さなエリア。その中に知名度抜群のワイナリーが密集していること、何よりカラッとしていて気持ちの良い場所だということ。実はこの時、ガーギッチのことよりも他のスタイリッシュなワイナリーのことが印象に残っていた。あまり値段を意識せず1本だけ購入したガーキッチのシャルドネ、これがあの有名なワインと意識して飲んだせいもある。それでもその豊かな風味に大満足した。

その味わいを身近な人と共有しようと、日本であのシャルドネを購入したところその値段は8,000~9,000円。名の通ったワインと比べるとびっくりするくらい手頃なプライス!ワインの点数づけとか専門的なことは別にして、安定した数量を供給できてファンに広く行き渡る価値。それ以来、食事会にガーギッチのワインを持ち込むことが多くなった。

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