The Quenelle has a sophisticated taste 神楽坂の美味しいクネル

Food Trip Kagurazaka French

Lugdunum Bouchon Lyonnais  Kagurazaka  Tokyo  Japan
ルグドゥノム ブションリヨネ パンデフィロゾフ 神楽坂 観光 東京 日本
魚のクネル リヨン風サラダ クロワッサン

東京で数少ない数寄屋造りの建物と雰囲気のある路地、そこに点在する和の名店。そんな素敵な神楽坂にはもう一つの顔がある。それは東京の中のパリ。かつての東京日仏学院、今のアンスティチュ・フランセ東京の存在が、その理由だろうか?今回はモンマルトルのように感じる丘陵地に点在するフレンチレストランの中から、誰もが知る有名店を予約した。久しぶりの神楽坂、ランチの前にこのエリアで人気のパンデフィロゾフでクロワッサンを購入。
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神楽坂を散策、毘沙門天善国寺にご挨拶をして、向かいの究極に細い路地から階段を降り、兵庫横丁へ。旅館「和可菜」さんが施工中。よく見ると(仮称)神楽坂和可菜旅館改修計画、隈研吾建築都市設計事務所と告知。実は廃業前に運良く宿泊をさせていただき、女将さんの達筆な字が忘れられない場所。お向かいの「幸本」さんは変わらず営業中。

「和可菜」どうなるんだろう?と考えながら、かくれんぼ横丁の「天考」さんまで歩き、少し戻って目的地「ルグドゥノム・ブション・リヨネ」に到着。フランスの雰囲気を強く感じる店舗デザインが素晴らしく、どこか懐かしくホッとする。パリのオーリヨネのにも通じるブションの雰囲気。ブションは庶民が手の届く安価な臓物を美味しい一皿に変える庶民の食堂。写真はそのオーリヨネのブーダンノワール、焦げ目の荒々しさは庶民のメニュー。

そして、リヨン風サラダと味のビシッと決まった魚のクネル(TOP写真)。オマール海老のクリームソースはフランスで食べるものよりもクリアな味わい。ブションの雰囲気の中で味わう、パリのレストランの洗練度。赤ワインを2杯、デザートのピスタチオまで楽しい時間。スタッフの方に本場のお話を聞き、渡仏が多いお客様はリヨンで食べるより美味しいと言ってくださると!

最近の東京のレストランは色んな種類を少しづつ、、というのが主流。でも今日のブションは量はシッカリ、味は上品、そして値段は庶民。お店を出て庶民的な雰囲気も残る神楽坂通りを下りながら、モンマルトルからルピック通りを下り、ムーランルージュへと続くエリアを思い出した。


ルグドゥノム・ブション・リヨネ