MATSUMOTO 松本

The Create Something

TRAVEL GUIDE
Matsumoto Nagano Japan
松本 長野 旅行 日本

松本に到着すると空気がとても爽やかに感じる。晴天率が高く、厳しい冬の寒さを生む北アルプスからの冷たい風がそうさせるのだろうか? 街の中心に位置するシンボル、松本城に登り天守閣から周囲を見渡せば、日本を代表する美しい山々。その四方に広がる大自然への観光のベースとなる松本は、実は文化的にも興味深い。「The Creative Something」今も連綿と続くモノ創りの文化は、生み出される製品が素晴らしいだけではない。衣・食・住、日々の暮らしの中に静かに続く美しさ。次世代に継承すべき価値あるモノを訪ねる旅。

SEE   BUY EAT   STAY

SEE
<松本城 まつもとじょう>
松本 城 観光

日本に現存天守閣12城の中の国宝5城の一つである松本城。天守閣に加え、月見櫓、辰巳附櫓と一体となった堂々たる連複合式天守は、日本屈指の名城といえる。整地に築城されているため、晴天、無風時には、堀の上に映る逆さ松本城も美しい。鮮やかな四季が移り変わるこの街で、桜、新緑、紅葉、そして白い雪と黒い天守とのコントラスト。どの季節に訪れても感動できる。
松本城

SEE
<松本市美術館>
松本  美術館 観光

建物の前に立てば、世界的芸術家の作品を目にすることができる。その作品名「幻の華」は知らなくとも、松本の生んだアーティスト、草間彌生の名は誰もが知っている。ここは信州と縁の深い作家の作品を見ることができる松本芸術の中心地。松本では朝一番でカフェ栞日でコーヒーを飲み、そしてこの場所へ足を運ぶのがオススメ。
松本市美術館

MUST SEE
<松本民芸館>
松本  博物館

「用の美」名も無き職人が生み出した生活用品には美術品に負けない美しさがある。著名な芸術家の高価な作品よりも、美は生活の中にあるとした「民藝運動」に共鳴した初代オーナー、故丸山太郎氏が収集した内外の民芸品約1万点を収蔵した資料館。勿論、信州の風土に育った、木工品、細工品、陶磁器も観ることができる。博物館には珍しく写真撮影が許可されており、モノづくりを考える人にとって、名もなき実用品は価値のある。
松本民芸館

MUST EAT
<野麦 のむぎ>
松本  蕎麦

松本で最も観光客の多い中町通り近くに位置する小さなお店。お昼より少し早めにお店を訪ねて予約するか電話で予約したい。メニューは蕎麦1種類のみ、究極に細切りの手打ち蕎麦は、その細さだけでなく、しっかりとしたコシに感動する。蕎麦は庶民の健康的な食べ物。しかし細切りの輝く蕎麦に、こだわりと美を見出す。目の前に運ばれたお蕎麦はできるだけ早く食したい。
御そば打処 野麦

EAT
<三城 さんじろ>
松本  蕎麦

静かなお店の暖簾を開け、着物姿の女将に挨拶をして静かに席に着く。メニューはなく、静かに運ばれるお通しと日本酒から始まる美しいストーリー。歯応えのしっかりした蕎麦と美しいお漬物、最後の煮豆まで。お昼の営業のみで要予約の為、外国の旅行客の方はお宿から事前の予約を。
facebook

EAT
<佐々木 ささき>
松本  蕎麦

松本で美味しい蕎麦といえば真っ先に名前の上がるお店。こちらもお店を訪ねて予約が必要。ひき締まっった蕎麦を口に入れれば、驚くほどの広がる蕎麦の香り。初めは塩で、そしてつゆで。蕎麦湯も素晴らしく美味しい。松本は市内を歩けば沢山の、もしかしたら日本で一番多く蕎麦屋を目にするかも。その最後にこのお店を訪ねたい。
#蕎麦倶楽部佐々木

EAT
<栞日 しおりび>
松本  カフェ&ショップ

高橋ラジオ商会という看板はそのままに営業している。「看板は気にしないよ」というパリのような考え方がとても好きだ。お店の設えは勿論素晴らしいが、集う人もお洒落。栞日INN、栞日分室、山山食堂、ここは松本のカルチャー発信地。香り高いコーヒーから松本の街歩きを始めたい。
栞日

BUY 
<ラボラトリオ>
松本  ショップ&カフェ

美しいOVAL BOXで有名な1階ショップ、2階に上がれば素敵な設えのカフェ、そして隣のビルには洋服を中心としたセレクトショップ faber LABORATORIO 。OVAL BOXは後述する金宇館のお部屋でも使われ、オブジェのような佇まい。ここは文化都市、松本のモダンプロダクトと出会う場所。
LABORATORIO

MUST STAY
<金宇館 かなうかん>
松本  温泉  旅館 宿泊

金宇館100年プロジェクト。この素敵をうたったHPからは、センスの良さと高い文章力を感じる。松本市内から程近い、美ヶ原温泉に位置する歴史ある宿への高まる期待。近年、リノベーションをする旅館が数知れないが、その化粧直しはどこか不自然なところも多い。しかしここは変えるところと変えないところを選別し、宿の根幹に流れる歴史と文化を昇進させ価値を高めている。松本の心を感じ、素晴らしいスタッフと出会う。ここは季節を変えて何度も訪れる場所。
美ヶ原温泉 金宇館