PALAIS ROYAL パレ ロワイヤル

The Beautiful Arcade

TRAVEL GUIDE
Palais Royal Paris France
パレ ロワイヤル 旅行 パリ フランス

その名の通り王宮を起源とし、18世紀後半に開設されたパリで初めての賃貸形態の商業施設。当時、パリで大きな人気を博したことはその後、周囲にいくつもの商業アーケードが作られたことからも容易に想像がつく。それらはガラス屋根を備えるパッサージュと呼ばれ、今もこの界隈と徒歩圏内のグランブールヴァールにいくつも残っている。私達がルーブルを訪れる時、サントノーレを歩く時、このパレ ロワイヤルにはついでに足を運ぶ人が多い。しかし、この周辺にはいくつもの素晴らしいスポットがある。是非、パレ ロワイヤルを目的地に、たっぷり時間を取ってその魅力に触れてみたい。

SEE  BUY   EAT

MUST SEE
<Palais Royal パレ ロワイヤル>
パリ パレ ロワイヤル 観光

いくつもの入り口が存在するパレ ロワイヤル。訪れるならサントノーレ側、正面入口から足を踏み入れたい。そこは、ダニエル・ビュレンのストライプ模様の円柱が整然と並ぶ場所。一見、バロック建築に不釣り合いと思われる大胆な作品は、歴史ある装飾にモダンでスタイリッシュ、そしてアクセントを与えた。この完璧な融合を色々な角度から楽しみたい。更に進めば、緑の木々が列をなす中庭と数々の映画の舞台となった回廊。近年はMission Impossible-FalloutでRebecca Fergusonが歩いた「The Beautiful Arcade」。
parisbestlodge.com
#palaisroyal

MUST EAT
<Le Grand Vefour グラン ヴェフール>
パリ パレ ロワイヤル レストラン

パレ ロワイヤル開業直後から営業し、多くの著名人が足を運んだ名店。このエリアの飲食店が衰退した19世紀を乗り越え、いつの時代も輝きを失わないパレロワイヤルの顔。この30年はスターシェフ、ギ マルタンが腕を振るい、常に新しい料理を提案している。歴史を紐解けばナポレオンやユーゴーも顧客に名を連ねた場所。しかし、店内に入れば、まるで何度も足を運んだゲストのように温かく迎えられる。一つ一つ、気を使って楽しい会話を織り交ぜて、美しくボリュームあるディナーが続く。デザートを食べ終え、本当に楽しい時間だったと帰路につく。
grand-vefour.com

BUY
<Pierre Hardy ピエール アルディ>
パリ パレ ロワイヤル ショップ

パリで生まれ、有名メゾンでキャリアを積み、1999年に自身のブランドをスタートしたピエール アルディ。そのモダンなコレクションは、ダニエル ビュレンの円柱とシンクロするようだ。世界各地に店舗を展開するが、このパレ ロワイヤルの思い出に、運命の一足を見つけたい。
pierrehardy.com

BUY
<Maison Fabre Paris メゾン ファーブル>
パリ パレ ロワイヤル ショップ

南仏で創業した老舗グローブメーカー。伝統的な製法でしなやかな商品を作り続けているだけでなく、近年ではスマートフォン対応の商品もある。そして顧客にはパレ ロワイヤルの回廊を映画の舞台としたオードリー ヘップバーンの名前も。
maisonfabre.com

SEE
<Galerie Vero Dodat ギャルリー ヴェロ ドダ>
パリ パレ ロワイヤル 観光

幾つものパッサージュが作られた19世紀初め、パリで最も隆盛を極めたパレロワイヤルの近くに作られた小さなパッサージュ。今では人通りも少ないこの場所はチェッカーパターンのタイル、規則的に配列されたライトとショップ、そのデザインはパッサージュではなく、ギャルリーと名付けるほど計算されていた。ここのハイライトはクリスチャンルブタン1号店と、その隣のルブタンの修理を唯一請け負う ミニュイ モワン セット(Minnit Moins 7)。
passagesetgaleries.fr

EAT
<Les Fines Gueules ル フィン ギュール >
パリ パレ ロワイヤル カフェ レストラン

パレ ロワイヤルの隣のブロックのY字路、ギャルリー ヴェロ ドダにも程近い素敵なレストラン。手際の良いサービス、綺麗なプレゼンテーション、モダンで美味しい料理。ディナーに2時間もかけられない。でも、美味しいものを食べたい、それもスマートに。そんな願いを叶えてくれるお店。オススメは生ハムの盛り合わせとビーフタルタル。客層も若く、素敵な人ばかり。
lesfinesgueules.fr

MUST SEE
<Galerie Vivienne ギャルリー ヴィヴィエンヌ>
パリ パレ ロワイヤル 観光

パリで最も美しいパッサージュ。この形容は実際に足を運べば納得できる。アーケード内にはパリらしい玩具屋、古本屋、そしてワインカーヴ。歩くだけで気持ちがいい。そしてハイライトは、頭上の明るく美しいガラスの天井と足元の計算されたモザイクのタイル。後述する、レストラン グラン コルベールのタイルにも全く同じデザインが使われている。また、隣のギャラルリー コルベールは荷物検査を受けて内覧することができる。
galerie-vivienne.com

MUST EAT
<Le Grand Colbert ル グラン コルベール>
パリ パレ ロワイヤル レストラン

このレストランの名前を映画『恋愛適齢期』(Something’s G0tta Give)の後半の「一番好きなレストラン」のセリフで知ることになった人も多い。しかし、その前もその後もこのお店は常連客で一杯だ。適度に品が良く、でも肩肘を張る事はなく、恋人同士でも大人数でも楽しく食事ができる。食事の選択肢も多く、魚介類からはじめて、スパゲティも、お肉も美味しい。何を食べるかは、オススメを聞いてその場で決めたい。気がつけばパリで一番足を運んだレストランとなる。
legrandcolbert.fr

SEE
<Passage Choiseul パッサージュ ショワズール>
パリ パレ ロワイヤル 観光

いくつもパリに残るパッサージュ、その中で観光客向けというより、静かに営業している地方都市の商店街のよう。画材を売る Lavrut Choiseul、ステーショナリーを売る Boisnard など地元の人が必要なものを買いに来る場所。中には営業していない空き店舗も多い。パレロワイヤル界隈からオペラに戻る時があれば通りたい。
passagesetgaleries.fr

SEE
<BNF Richelieu Site フランス王立図書館 リシュリュー旧館>
パリ パレ ロワイヤル 観光

フランス国内の7つの施設で運営される王立図書館の起源となるリシュリュー旧館。歴史的価値の高い建物は約10年に及ぶ改修の途中にあり、一部分が一般公開されている。2020年に改修を終える予定の為、渡航時に状況をチェックしたい。 
bnf.fr